恋愛交換日記
第一章「出会い」
「ねぇ成〜行こうよ〜」
かわいい素振りで
振る舞う、真由美。
「行かないよぉ!」
その誘いに断る私。
中学2年(豊中 成)。

「いぃぢゃん!!ちょっとした合コンみたいなものだって〜」

さっきからこれで10分は、経っているだろう。
それわ今日夜の7時から他校の男子と
カラオケパーティー。

それに誘われているんだけど…
男子と話すのが苦手な私は、どうせ1人になるだけだ。
「嫌だって〜前もウチ1人になったやん!」

前の時もそうだった。最終的に「あの子いらなくね?」そんな事を言われる始末。

ブスだし
話すの苦手だし
身長わ高いし
いい事無い私とは違って…

見ためもよく
かわいくて
小柄な真由美…

私の話を聞いて真由美が口を閉じた。
そんな真由美を見ると
困った顔をして口を開いた…。

「イメチェンする?」

「はっ?」とつぜんの言葉にビックリした。

途端に真由美の顔が笑顔になる。
「そうだよ〜!!イメチェンだよ!!」
オシャレが大好きな真由美。
センスが無い私。
変われるだろうか?

「ぢゃあ今日の放課後ウチの家で遊ぼう!」

勢いあまった真由美の言葉に私わ…
「分かった分かった。」
OKを出してしまった。
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