√番外編作品集
「俺は別に。頼って貰えるのは嬉しいし」
「じゃあ、敦子のことよろしくお願いします」
え?
俊彦は表情を固めた。
「俺に遠慮しなくていいですよ。それに敦子も堀口さんに好意ありますよ」
「お、おおい、どうしてそういう流れに」
潤は、参考書を持つ手を止めて逆になんで、と問い返した。
「ずっと敦子を目で追ってるじゃないですか。山岡も気づいてますよ」
ずっと……目で?
俊彦は焦って自分の視線を確認した。
今はしっかりと黒沢潤を見ているはずなのだが……
「あいつはリアクションも大きいし、嫌でも目にはいるのは分かりますけど」
「ま、まて別に俺は」
「堀口さん、顔赤いですよ」
潤は別になんともないという素振りで指摘をすると足を組んだ。
俊彦が筋道を立てて否定しようとしたが、彼は参考書と完全に向き合ってしまい、耳を貸してはくれなかった。
「ねぇ、堀口さん」
タイミング悪く敦子の声が背中に刺さる。
振り返るとすぐそこに敦子と千恵が立っていた。
「あ、また潤勉強してる~ 遊びに来てるのに意味ないじゃん」
「特進は2学期始まるとすぐにセンター対策の疑似模試するから、その対策だと思うよ」
「千恵だって潤だって余裕でしょ。あぁあ、嫌味に感じるよ」
どうやら男同士の会話は聞かれてはいなかったようで、女子2人は楽しそうに話を続けた。
「じゃあ、敦子のことよろしくお願いします」
え?
俊彦は表情を固めた。
「俺に遠慮しなくていいですよ。それに敦子も堀口さんに好意ありますよ」
「お、おおい、どうしてそういう流れに」
潤は、参考書を持つ手を止めて逆になんで、と問い返した。
「ずっと敦子を目で追ってるじゃないですか。山岡も気づいてますよ」
ずっと……目で?
俊彦は焦って自分の視線を確認した。
今はしっかりと黒沢潤を見ているはずなのだが……
「あいつはリアクションも大きいし、嫌でも目にはいるのは分かりますけど」
「ま、まて別に俺は」
「堀口さん、顔赤いですよ」
潤は別になんともないという素振りで指摘をすると足を組んだ。
俊彦が筋道を立てて否定しようとしたが、彼は参考書と完全に向き合ってしまい、耳を貸してはくれなかった。
「ねぇ、堀口さん」
タイミング悪く敦子の声が背中に刺さる。
振り返るとすぐそこに敦子と千恵が立っていた。
「あ、また潤勉強してる~ 遊びに来てるのに意味ないじゃん」
「特進は2学期始まるとすぐにセンター対策の疑似模試するから、その対策だと思うよ」
「千恵だって潤だって余裕でしょ。あぁあ、嫌味に感じるよ」
どうやら男同士の会話は聞かれてはいなかったようで、女子2人は楽しそうに話を続けた。