√番外編作品集
不思議な繋がりだ、と思った。
1つ年上で学校も違って、あんなことがなければ
こうやって一緒にいることなどなかったのだ。
「堀口さんの答えはちゃんと出てますか? 本当は今日それ聞きたいなって思ってたんだ」
「俺は黒沢と同じじゃないけど、日常に戻ることが答えだよ」
「……戻れてます?」
「なんとか、最近やっと普通に笑えるようになった」
俊彦は、控えめにそう言うと頭を掻いた。
「悪いな、余計な心配……かけてたな」
「堀口さん私のことずっと心配してくれてたし。足のことも、私の気持ちのことも」
くるくると、黒い瞳が動いて笑った。
「飯島」
「はぁい!」
「ありがとう」
敦子は、一瞬止まると次には花が咲いたような笑顔になった。
「こちらこそ、ありがとう」