アルタイル*キミと見上げた空【完】
「探してたんだよ。もしかして、倒れてるんじゃないか、って」
「え?あ・・・ごめん。花火を拾いに・・・」
凛は大きくため息をついて、周りを少し見渡して他に誰もいないことを確認してから、
「修也さん、すごい心配して、あっちこっち探してたんだよ?」
胸がズキンと痛んだ。
けど・・・・・・
凛に抱きつかれたままのわたしが見たのは、
リビングで修ちゃんがサオリさんに抱きつかれてるとこ、だった。
驚くほど間が悪いよ。