アルタイル*キミと見上げた空【完】
「てっ!何すんだよっ」
私に手の平をかまれた彼の顔に焦りを含んだ怒りの表情が現れた、と思った瞬間。
その腕が思い切り私に振り下ろされた。
「キャッ!!」
けど、
ゴッ!
鈍い音がして、私に振り下ろされるはずの痛みは、全然感じない。
ゆっくり目を開けると・・・・
ウソでしょ?
こんな・・・・
こんな・・・・・・
涙でにじんだその先には、その男の胸を掴みあげてる凱がいたんだ。