伝説プリンセス
「お~い?入るぞォ?」
門には兵士も誰も居なかった。
「うわっ、開いちまったよ。」
「あはは!罠がある匂いがぷんぷんするなぁ~。」
「皆さん…気を引き締めて…」
「うおぉーい!!!誰かいねぇのか!!!?
来てやったぞ!!!
このパンプキンズ様が!!」
「お・・・お嬢~。」
ハッハッハッハッとお嬢は高笑いする。
「つか、パンプキンズってなんだよ?」
「おぅ!今、決めた!!あたしらの名前!!
カッコイイだろぉ~??」
「聞く気にもなれねぇが一応聞いてやる。
そのパンプキンズの由来は?」
ユウ兄の質問にお嬢の目が輝く。
「あたしら4人が初めて会った時、
あたしが食べたのがパンプキンパイだったからさ!!」
お嬢・・・そこは堂々と言うところなのだろうか・・・。
でも・・・
「お嬢は素晴らしいです。」
「だろぉ?」
「ええええええーーーー!!??」
今まで一緒に居たから分かるけど
お嬢がする一つ一つがしょうもない事だけど
それが素晴らしく感じる。
「あたぼにえくぼってやつだな…。」
「へ?」
「いやいや、なんでもないっ。」
ヒロさんが掌をヒラヒラと見せた。