最後のラブレター
―――ドキドキ…
不思議な位
笹原先生にドキドキしていた
「ほら!さっき転んだ時ヒザ擦りむいたでしょ?」
「…あぁ……」
私のヒザからは
血が出ていた。
そういえば
ヒザが痛い気がする
「バンソーコー貼りますよ?」
「…はいすいません」
自分のポケットから出した
バンソーコーを貼る
笹原先生の手が優しくて
またドキドキが高まった
「ありがとうございます!」
「どーいたしまして!」
2人しか居ない待合室は
とっても暖かくて
私の心はホカホカしていた
「じゃ!気をつけてね!」
…気をつけてね
っていう言葉には
さようならって意味が
含まれている
子供じゃないんだから
そんなのは分かってるけど。
ちょっと…寂しいな
「ありがとうございます!さようなら!」
そんな気持ちを
悟られない様に
私は明るく挨拶をした
ゆっくりと遠くなって行く
笹原先生の後ろ姿にもう1度
“ありがとう”
って心の中でつぶやいた
そんな気持ちが通じたのか
笹原先生は後ろを振り向き
手を振ってくれた。
笹原先生のえくぼが出来る
優しい笑顔。
私はその笑顔が好きで。
笹原先生が大好きで。
どうしようもない位に
好きになっていた
不思議な位
笹原先生にドキドキしていた
「ほら!さっき転んだ時ヒザ擦りむいたでしょ?」
「…あぁ……」
私のヒザからは
血が出ていた。
そういえば
ヒザが痛い気がする
「バンソーコー貼りますよ?」
「…はいすいません」
自分のポケットから出した
バンソーコーを貼る
笹原先生の手が優しくて
またドキドキが高まった
「ありがとうございます!」
「どーいたしまして!」
2人しか居ない待合室は
とっても暖かくて
私の心はホカホカしていた
「じゃ!気をつけてね!」
…気をつけてね
っていう言葉には
さようならって意味が
含まれている
子供じゃないんだから
そんなのは分かってるけど。
ちょっと…寂しいな
「ありがとうございます!さようなら!」
そんな気持ちを
悟られない様に
私は明るく挨拶をした
ゆっくりと遠くなって行く
笹原先生の後ろ姿にもう1度
“ありがとう”
って心の中でつぶやいた
そんな気持ちが通じたのか
笹原先生は後ろを振り向き
手を振ってくれた。
笹原先生のえくぼが出来る
優しい笑顔。
私はその笑顔が好きで。
笹原先生が大好きで。
どうしようもない位に
好きになっていた