空
「その日
私は風邪をひいて40℃近くの高熱を出していました
空羽は心臓に病気を持っていたから
風邪なんか うつしたら大変
私は自分の部屋から一歩も出ず
寝ていました
そこに空羽が顔を出したんです
『風羽、大丈夫?』って
大丈夫だから、来ないで
そう追い返そうとした時
テーブルの上のお粥を見て
『全然、食べてないじゃない。水分も取れてないし、治らないよ』
空羽は そう心配してくれた
今でも悔やまれてならない……………
どうしてお粥を食べ水分を取らなかったのか
私は空羽に こう言いました
お粥なんか食べたくない
そう言ってしまった……
空羽は眉をしかめてから
何かを思いついたように
『待ってて』
そう言って部屋を出て行きました…………」