空
「空羽の言った言葉の意味がわからなかったけど
とりあえず部屋を出てくれた
風邪、空羽にうつらないように しないと………
そう思ってた……………
しばらく して
トイレに行きたくて階下におりると
母が『空羽は帰って来た?』
そう私に聞きました
空羽?どこかへ行ったの?
そう訊くと
『食欲のない風羽のために、桃の缶詰めを買いに行ったのよ』
母は笑って言った
『どんなに具合が悪くても風羽は桃の缶詰めなら食べれるはずだから』
空羽は 私のために家を出た
『でも、遅いわね。空羽……』
心配そうに母が時計を見て
私は空羽に迷惑かけたなと思いながらベッドに戻った……………
だけど…………………
空羽は それっきり………
帰って来なかった………」