今日も、恋する電車。
「だっ、だけど、けど、こ、こわいよ。あ、あたし、結みたいにきれいじゃないし。お、女っぽくないし」
涙をこぼし、しゃっくりをしながら言葉を詰まらせ気持ちを吐き出すと、ぴしゃりと結は茜の頬を両手で挟んだ。
「茜はなんで彼が好きなの?」
なんでといわれて、茜は首をかしげた。
確かに、保は端正な顔立ちをしているが、そんなに人目をひくほど華やかというわけではない。それにいつも声をかけると相手をしてくれるが、マイペースで、よくぼんやりとしていて人の話を聞いていないことも多く、特別優しいというわけではない。
「男らしいから好きなの?」
結の質問に茜は首をふった。小学生のときより大人びたものの、どちらかというと保はサッカーをしているわりに線が細く、あまり男っぽいとはいいがたい。
ただ、茜はあの保との、朝の時間がとても好きでたまらなかった。
昔を知っているからこその、安心感とすこしの緊張感がとてつもなく居心地よかった。新しい高校生活に不安を抱えていた茜に、変わらない保のマイペースさに癒され、そして惹かれたのかもしれない。
涙をこぼし、しゃっくりをしながら言葉を詰まらせ気持ちを吐き出すと、ぴしゃりと結は茜の頬を両手で挟んだ。
「茜はなんで彼が好きなの?」
なんでといわれて、茜は首をかしげた。
確かに、保は端正な顔立ちをしているが、そんなに人目をひくほど華やかというわけではない。それにいつも声をかけると相手をしてくれるが、マイペースで、よくぼんやりとしていて人の話を聞いていないことも多く、特別優しいというわけではない。
「男らしいから好きなの?」
結の質問に茜は首をふった。小学生のときより大人びたものの、どちらかというと保はサッカーをしているわりに線が細く、あまり男っぽいとはいいがたい。
ただ、茜はあの保との、朝の時間がとても好きでたまらなかった。
昔を知っているからこその、安心感とすこしの緊張感がとてつもなく居心地よかった。新しい高校生活に不安を抱えていた茜に、変わらない保のマイペースさに癒され、そして惹かれたのかもしれない。