エア・フリー 〜存在しない私達〜《後編・絆》
「イヤ〜やっぱ アメ車はいいわぁ〜」

俺はもう弥生の前では素の自分になっていた。

一体何年ぶりだろう。

以前、家族と旅行した事などもう何世紀も前の事の様な気がする。

俺が初めて乗ったアメ車に感動していると

「関西の方だったんですか?」

弥生が尋ねてきたので

「ああ〜アレ?適当さ。でもそれなりだったろ?」

「え。絶対そうだと思いました。」

弥生がポカンとした顔をしている。

すると右手に大きなショッピングモールが見えてきたので俺たちは当座の身の回りの物を揃える為に立ち寄る事にした。

俺は弥生に何か買ってやりたかった。


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