姫華伝
「智を少しの間、面倒見ててほしいんだ」



「はっ?智??」



「恭にーちゃん!!!」



「どわっ;;;」



智が、恭介に抱きついた。



「って、智!?なんで、ここに居んだ!?」



「んー、なんかわかんないけど、ここに来たの!」



「なんだそりゃ;;;」



「まぁ・・・詳しいことは、後で藤堂郁也から聞いてくれ!今は、智のことを頼む!!」



あたしは、顔の前で両手を合わせた。



「・・・・あぁ、わかったよ**んじゃ、智、行くぞ!」



「うんっ!!ひーちゃん、早くお話終わりにしてね!」


「おう!」



智と恭介は、部屋を出てった。



「さてっと・・・・」



あたしは、ゆっくりソファに座る。



「・・・・・・で、何を話せばいいんだ?」



「姫ちゃん・・・・親は?」



藤堂郁也がゆっくりと聞いてきた。



「まぁ、簡単に言うと・・・・死んだ」


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