姫華伝
「なっ、なんだ!?」



「おっ女!?」



廊下を走ってるとすれ違うたびにそんな声が聞こえてきた。



つか、マジ今日はなんなんだよ!!!



バッ!



「!?」



いきなり、1人の男があたしの前に現れた。



制服から考えると他校の奴だな。



「お前、奴の女か?」



「はぁ?女??」



つか、奴って誰だ?



「ふんっ、まぁいいさ!!お前を人質にして奴を潰してやらぁぁ!!!!」



「ごちゃごちゃうっせーんだよ!!」



ドカッ!!



「ぐはっ;;;」



あたしは、男の腹を蹴り飛ばした。



「意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇぞ!!あたしは、急ぎの用があんだよ!!!」



あたしは、倒れてピクリともしない男にそう言って走り出した。



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