姫華伝
タッタッタッタ!!



あたしは、もの凄い勢いで階段を駆け上がった。



もちろん、4階も地獄絵図。



「なんなんだよ;;;」



あたしは、階段を駆け上がったところで立ち止まって、息を整ええた。



「おい!!あれ、女じゃねぇか!?」



「マジだ!?なんで、こんなとこに??!」



「いいから、捕まえんぞ!!!」



げっ、やべぇ!!



あたしは、理事長室に向けて走り出した。
飛んでくる人をよけて。



タッタッタッタ!!



マジふざけんじゃねぇ!!男子棟は無駄にでけぇんだよ!!



「何処だよ、理事長室!!」



あたしは、ひたすら走った・・・・そのとき



「姫!?」



「はっ?」



誰かに呼ばれる声がしたので、足を止めた。



「やっぱ、姫だ!!」



「恭介?!」


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