放課後討論会
おかしな事を言う人だ。

そんな事を思いつつも、私はその『縁』という言葉に惹かれていた。

立ち止まり、彼女の方を見て。

「私…独りぼっちなんです…孤立しているんです」

何故か私は、初対面の彼女に悩みを打ち明けていた。

「私…オブラートに包んで物を言う事が出来なくて…何でも思った事をそのまま言っちゃうんです…でも、中傷なんてしていませんよ?」

「……」

彼女は腕を組んだまま、無言で続きを促した。

「私は私で、正しいと思って相手に言っています。相手が間違っている…相手が改めるべきだと思う事を指摘している…そんな事をしているうちに…クラスで孤立しちゃって…」

なおも彼女は黙ったまま、ただ話を聞いていた。

「それで…今日とうとう、クラスメイトの一人に言われちゃったんです…『あんたウザイのよ、死ねば?』って…それで…」

思い出すと、また涙が溢れてきた。

「屋上から飛び降りれば、死ねるかなって思ってたとこなんです」


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