放課後討論会
眼鏡を外し、目を擦って、私は冷静を装う。

…こんな人に泣いてるとこを見られるなんて最悪だ。

そう思っていると。

「何で泣いてたの?」

彼女は私と同じくフェンスにもたれかかり、腕を組んでそんな事を訊いてきた。

「…貴女には関係ないじゃないですか」

「そうね…でも行きがかり上っていうのもあるじゃない?」

そう言って私の顔を見る。

「間が持たないから仕方なく話しかけてるのなら、私が降りますから」

スタスタと屋上に扉に向かって歩いていく私に。

「こういうのって縁だと思わない?」

彼女は言った。

「あなたが泣いていた。たまたま私が出くわした。私は避けずにあなたに泣いている理由を訊いた…もしかしたら貴女の悩みを解決する為に、私はここに来るように運命付けられていたのかもよ?」

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