WETHER
「ハァー、なんでそれ以外の情報が無いのよ」

「いや、だって俺、パソコンとか苦手だからなかなか情報が入らないんだ」

実質、パソコンをあたったことすらない


「しょうがないわね、あたしが調べてあげる」


「え、調べるって何を」

「何をって、その『悪魔のなんとか』って言うお宝の状態、美術館の防犯システム、館内すべての出入り口なんか全部調べてあげる」

「で、できるのか…」

「楽勝よ、あたしは大企業の娘よ」


親の才能を子が受け継いでるな、さすが


「そうでしょ、さすがあたしでしょ」

「だから、どこで読心術を学んだんだよ…」


「ん〜内緒…ま、情報の方は明日か明後日ぐらいは待ってね」

「そんなに急がなくても」

「いいのいいの、早い方がお得なの…いろいろ後になって効いてくるから」
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