先輩は俺の幼なじみ☆



「もう、自分からしたくせに。なに赤くなってんの。」


『だって…みんな見てた…。』


「当たり前でしょ、ここ学校だもん。」


『むぅ…。』



でも…いっか。



これで亜優に変な虫はつかなくなる…かな?



「し、翔君!時田さんと付き合ってるの!?」


『うん。』


「「「キャー!いやぁ~!!」」」



泣き崩れるように叫んだ女の子達はギッと亜優を睨む。



「馬鹿、そんなはっきりと…。」


『だって本当のこと…。』


「まぁね…。」



やれやれ、とため息を吐く亜優は少し楽しそう。



< 163 / 166 >

この作品をシェア

pagetop