苺祭的遊戯(ショートストーリー集)
「まぁ、お二人とも本当によくお似合いで。
 羨ましいくらいです」

受付からずっと一緒に居てくれるお姉さんの言葉は、ほとんどキョウに向けられていた。

……別にいいけど。

記念に写真でもどうですか? なんて、誘われるがままに写真を撮る。

……本当に、どうしてキョウって和っぽい顔でもないくせに、着物が着こなせるのかしら。

私なんてどこからどう見ても日本人なのに……。
なんかイマイチ……。

「誓いのキスは?」

写真撮影が終わったキョウが聞いてくる。

「あら、着物の時は、三々九度だから、誓いのキスなんてしないんじゃない?」

「なんだ、ツマラン」

彼は心底つまらなそうに言い捨てた。

「もう着替える」

なんて、言ってる。

えっと。
気まぐれにもほどがあると思うんですけど。

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