ぼくのおじさん
それからぼくとおじさんは



毎日一緒に過ごした。



離れていた時間を埋めるように



ふたりともゆっくり一刻一刻をかみしめながら



過ごした。



おじさんがいなかった間



あんまりごはんを食べていなかったぼくは



おじさんほどじゃないけど



痩せていた。



そんなぼくにおじさんは



「しっかり食べてしっかり生きるんだぞ」



って



くしゃっと笑いながら



言った。



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