悪魔の口付け


「よかったら一緒に行かない?」


「どこにですか?」


「どこにって(笑)学校しかないでしょう!」



おもしろいなーと彼は笑ってる。

待て、冗談じゃない。

この人と学校に行ったらどうなると思う?

死亡確定だよ!


只でさえ昨日のお昼の時に変な目で見られたんだから。



「ところで先輩。なんでここが私の家だって知ってるんですか?」


「表札に『霧島』って書かれてるし、俺の思い当たる霧島は君しかいないからね。」



この時私は初めて今すぐにでも引っ越したいと思った。



「でさぁ、どうする?」


「あー…、すみませんが他を当たって下さい。」



だって正直、全然話したこともない人と一緒に歩くなんて嫌だし。

会話がないよ、会話が。

それなら1人で歩いた方がマシだよ。

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