チェンジ‐ため息の行方
 面接から数日したのち例の探偵社から採用の電話がかかってきた。なので桐島は次の日から早速出勤して新人探偵の仲間入りをする事になった。

 でもって桐島の最初の仕事は例の萌香からの依頼で尚人の探偵の助手である。

「では桐島君早速だが仕事の話に移らせて貰う事にするよ。良いかね?」
 と言うと尚人は1枚のコピーしたメモ用紙を桐島に渡しながら仕事の話を切り出した。

「そのメモを見て解るように今回のクライアント(依頼者)は、早乙女萌香さんと言って僕の義理の姉だ。そして肝心の依頼内容は実の子供が他の子供と何処でチェンジされたかを探る事なんだ。そして君には僕のサポート役をして欲しいと思っている。ちなみにこの写真は聞き込みをするにあたって必要なので、あらかじめ君には義姉の写真を渡しておく」
 とそう言って桐島は尚人から1枚の写真を手渡された。

 桐島はその手渡された写真を見て思わず目を見開いた。『えっ!?この写真はついこの間あのサービスエリア内にあるオープンカフェで目撃した女性じゃないか。名字が早乙女だし。そうか。あの女性の名前は萌香って言うのか……』と思い桐島はしばしその場で固まってしまった。
< 26 / 26 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

夢のお告げ

総文字数/1,624

ファンタジー2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
『読書の時間』の応募締め切りに間に合わなかったのでこちらに載せます。不思議な夢シリーズの第2弾です。宜しくね^^
トワイライト

総文字数/22,818

ミステリー・サスペンス60ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
(‐^▽^‐)忽然と消えた双子の妹を探すため奔走するうちに露呈するさまざまな愛の形……。 一味違ったソフトミステリー?です^^
セピア

総文字数/20,436

ファンタジー53ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
 ある日花梨が交通事故に遭い昭和初期にタイムトリップして花梨が生まれる以前に死んでしまった曾おばあちゃんの李さんに逢って生と死の狭間で花梨がスピリチァルな体験を通して色々な事に目覚めて行くと言うお話です。 (^з^)-☆私はスピリチァルの世界に大変興味があります。なのでいつの日にかこう言う世界を描こうと考えていて、このようなお話を書きました。 (^_-)-☆ちなみになに気なーく見つめた空と地上の空間で実際にこんな世界が繰り広げられていたなら、ある意味素敵だなァーと思いませんか……?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop