流星
「…母さん」
「ん?なぁに」
「寂しい?」
「…え?」
「俺がいなくなったら、寂しい?」
母の瞳がぐらりと揺れるのを確かに見た。
言いたいことがあるのに、言えてない目だ。
俺はじっと母を見つめた。
「寂しくないって言ったら嘘になるわよ……大事な息子が心配でたまらないわ」
「…母さん……」
「…だけど母さんには勇人の行動を縛る権利はないから」
「…」
「だから、いってらっしゃい。連絡だけは頻繁にしてちょうだいね」
母は泣いていた。
俺の手を握り締めて、泣いていた。
なぜだか、涙が止まらない。