あなたは、あたしの『運命の恋人』
タクシーは、動き出したが、俺はまだ、相川さんを抱きしめたまま…
「行くなよ…相川さん…」
「どうして…?あたし…あたしなんか・・・あたしなんかに、どうして、そこまでしてくれるの?」
「言っただろう…相川さんが好きだって…」
「だって、あたし…あたし…早崎君が想ってるような、女じゃないよ…
アイツに、アイツに簡単に抱かれたような女だよ…
あたしの事なんか、軽蔑したでしょう?
あたしの事なんか、嫌いになったでしょう?
あたしの事なんか…
あたしの事な…」
俺は、気づいたら
彼女の唇に、唇を重ねていたんだ…
その泣きじゃくり
震える
愛しい…唇に…