貴方・・・・・・
私は、さくらのお母さんに事情を説明して
今日はうちに泊まることを伝えた。
「さくら・・・・。大丈夫だよ」
「うん・・・・・・・」
「・・・・・」

私たちはこれからどうなってしまうんだろう。
いつも一緒にいたから分からないことだらけだった。
急にいなくなった拓斗。
私は、さくらのことを考えてそっとしておくことにした。

次の日になって、私はさくらがいなくなっていることに気づいた。
外は雨。
私はそこらじゅう探し回った。
どこにもいなく、私はある場所へとたどり着いた。
そこは・・・・

拓斗がさくらを守って事故にあったあの場所・・・・・・。

そこには

さくらがいた。

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