貴方・・・・・・
次の日、私はさくらと一緒に家で昨日のことを話していた。
私は余り話したくはなかったけど、さくらがどうしてもと言うから話していた。

「私・・・・そんなことしてたんだ・・・・・」
「でもそれはさくらのせいじゃないじゃん」
「でも、やったことには変わりないじゃん。拓斗にどんな顔して会えばいいの・・」
「さくら・・・・」
私はこれ以上何もいえなかった。私は彼氏なんていたことなくて・・・
さくらの思いが全然分からなかった。

次の日、私は1人で学校に行った。
あれからさくらは泣いて、泣いて、泣き続けて声が出なくなった。
だから今日は安静に・・・・・って私は提案した。

学校について自分の教室の黒板を見てびっくりした。
私のメアドとコメントがのせてあった。
〔1-2の奈央で~す!!彼氏がいないのでさびしいです><ここにメールして~><〕
「なに・・・・・・これ・・・・・・」
その時ケータイがなった。
〔かれしになってあげるよ〕
私はこのメールを見たとたん、震えが止まらなかった。
私はこの時、他の教室にも書いてあるんじゃないかと思い、
確認しに行った。
「やっぱり・・・・・」
思った通り、同じ内容が書いてあった。
教室に戻った後、
ケータイがなっているのに気がついた。
私はケータイを見て心臓が止まりそうになった。
ケータイの受信が・・・・・・
100件超えていた。
「きゃーーー!!」
私はその場で耳を押さえながら叫んだ。
私が耳を押さえている間もケータイは止まることはなかった。
そのとき――――

< 5 / 43 >

この作品をシェア

pagetop