英雄達は最後に笑う…?
「…で、なにこれ?」

火螺が黒いロングコートをひっぱりながら言う。

「WCCの標準服らしいけど…」
「こんなん着てるんだ?」

竜崎が跳びはねる。

「動きにくくは無い…な」
「動きにくかったら意味無いじゃん」

火螺が笑いながら言う。

「これは中々物を仕舞えそうだなぁ…」
「あ、だからコートなのか?WCCくらいなら銃器くらいは持ち歩いてるだろ」
「ん〜…なんかテンション上がって来た!」

火螺が一人で騒ぐ。

『では、グループ分けをします。名前が呼ばれたら該当するエレベーターに入ること』

アナウンスが入ると壁の一部が開き沢山のエレベーターになった。
入口に沢山の色が塗っており、それに従えということだろう。
次々に名前と色が言い渡される。

『……火螺、竜崎、月影、灰色に。渡辺、堂野下、下堂園、緑に。……』

「灰色だってさ」

三人はエレベーターに移動する。

『では、頑張って』

「もうちょい何か無いのかいな…」

竜崎の呟きと共にドアが閉まり、急降下する。

行き先は地獄か…はたまた地下にある天国になるのか…。
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