芸能人のカレシ
女将さんみたいな人に個室に案内される。プライバシーがきっちり守られているって感じ。

先に来ていた千裕さんが笑顔で迎えてくれる。

「迷わなかった?」

「うーん、同じ道をぐるぐる回っちゃった」

「ごめんね、この辺りは複雑な道だから…」

「ちゃんと着けたし、大丈夫だよ」

……私が寝ている間、ママは道に迷っていたようだ。
< 41 / 44 >

この作品をシェア

pagetop