ミラクル☆レイナ
「やー!本当ごめんねカズ!」

保健室に着き、椅子に座らせてもらうと、レイナちゃんは明るくお礼を言った

「てか、保健の先生、居ねーな」

「職員室にいるかもしれないし、私、見て来ようか?」

私がそう提案してみると、カズくんは少し考えた後、言った

「いや、いいよ。俺が手当てすりゃ良いわけだし。レイナ、足出して」

カズくんはそう言うと、手際よく手当てをしていった

「…カズ上手いね……」

「ま、一応、中学校時代サッカー部だったしな」

「そうなの!?」

「あぁ……、……はい、終わった!一応、手当てしといたけど、多少腫れてたし、もし、これから腫れが酷くなったり、明日になっても腫れが引かないようなら病院行った方が良いかもな」

「りょーかいっ!本当ありがとねー!」

「…あぁ……」

カズくんはそう言うと、さっきと同様に少し考え込んだ後、真剣な顔をして言った
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