ミラクル☆レイナ
それに調理班は今のところ、カズくんがいなくても、出来ない事はない

だから、どうしても人手が足りなくなったら、その時にはカズくんにお願いしよう

そう思っていた



カズくんは一言、そう答えて、またすぐに料理に没頭し始める私を、寂しそうな目で見ていた

「……そうか…?……なら、また人手が足りなくなったら呼べよ……?」

そう言って、カズくんが立ち去ろうとした時だった―――…



私の肘が、後ろで沸騰していた鍋に当たった

途端に鍋はガッシャーン!という大きな音をたてて床に落ちた

その時、鍋から溢れ出したお湯が私の手にかかった

「―――熱いっ!」

完全にカズくんの事ばかり考えていて、心ここにあらずだった私のミスだ―――
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