しるし
「男の人には…って…。
・・・・・保健室いこか」

あー、きっと先輩
感づいたんだ。

やっぱあたしって
女なんだな。

「ほれ、行くで?」

田島先輩はやさしく
あたしの手を握ってくれた。

「あ、はい・・・。」

べつにそんな
優しくしなくていいのに。

階段をゆっくり下りる。

先輩の背中が見える。
やっぱりおっきい…。

先生と同じくらい。
先生はいつもスーツだったな・・・。
黒か灰色の。

ネクタイはうっとおしいからって
付けてなかったっけ?

なんだか、
また先生が恋しくなってきて、
気がつくと涙がなかれてた。

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