しるし
入学式も終わって
初めて高校の
教室に入ってきた。

なんかちょっと
新鮮?って感じ。

あんまり中学校と
変わんない気がするけど


コ ウ コ ウ



って響きがいい。

中学って

なんかまだ子供
って感じだったから。



「うっす♪」

話かけてきたのは
前の席の東隆之。

なんで後ろの席の奴に
声かけてんだよ。
と思って無視。


「………」

「お~い♪華チャン?」

「………」

「たなかはなちゃん?」

「…………ウザイ。」

「ゔ…、ウザイ?」

「すっごいウザイ。」

そういってあたしは
そいつを睨んだ。
< 3 / 16 >

この作品をシェア

pagetop