しるし
「さっきからさ、
すっげ悲しそうな
顔してるよな?」

「……」

「俺もっと華チャン
とお近づきに
なりたい訳よ♪」

「あたしは嫌。」

あたし絶対こいつ
苦手。てか無理。
そう思って席を立つ。

「あ、おい!!
……え~っと…」

「気にしないで
ください。
トイレ行くだけなんで。」

「…早く
かえってこいよ。」


……ガラガラガラガラッ……
…バタンッ…!!!!!!

そしてあたしは
教室をでる。
トイレなんて嘘。

とりあえず教室を
出たかっただけ。
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