しるし
階段をとりあえず上って
多分屋上の入り口。



……ガチャッ…


ドアをあけると
背がすらっとしてて
きれいな髪の
男の人がいた。


「…誰や?」

微笑む男の人。
整った綺麗な顔。

思わず目を
そらしてしまった。

「…どかしたんか?」

「あ、いえ…。
1年2組の田中です。」

「…1年生?
入学式からサボる
やなんて相当悪やな」


ニカッと笑う。
格好いいな。
なんか大人って感じ。
あたしとは違う。

「俺は3年の田島、
田島数真や♪
よろしくな。」

またニカッって笑う。
なんかわかんないけど
反則だよ?それ。



「……ゔッッ…!!」
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