夢をみさせて
私は昨日のロフトでの
出来事を
彼女に話しました。
「あーそれで
コバルトグリーンね…」
彼女は納得したように
言いました。
「それで?
愛乃はどうしたいんよ?」
「うん…」
「自分のことやろ?
わからへんの?
前にもう終わりにする、そう決めて過ごしてたけど
終わりにできてなかった…
ってそれだけのことやん?」
「それだけ?」
「そう、終わりにできなかったからこうしてポスターカラー買ったんでしょが」
「……」