●罰ゲームの会●
また彗くんのことじっと見てしまう


「ナミダってさ、本当トモさんの言ってた通りだな…」


「え?」


「言いたいことあんのに飲み込んじゃう、ってアレ…」


「あっ、ごめんね?そういえば私彗くんの話聞いてばっかで黙ってたね」


慌てて笑顔になる



「いーよ別にさぁ…でもそんな顔で見つめられると勘違いしそーになる」


彗くん、はぁと溜め息ついて、ソファーにもたれてうなだれる


前髪がはらりとたれて、彗くんの顔は少し隠れてしまった
< 126 / 297 >

この作品をシェア

pagetop