実録 出会い系サイト!!『実話』
「お土産ちゃんです。ヨロシクね!!」


拓人が大事に抱えていたのは、子犬だった。首には青いリボンがついている。


「えー!! 可愛い!! お土産って、この犬!?」


「うん。気に入ってくれた?」


と言われた瞬間、拓人から子犬を奪い取って抱っこしていた。


「キャー!! 可愛すぎるー!! 初めまして、あなたのママですよ~」


子犬は、キョトンとした顔でアタシを見ていた。アタシは急いで部屋に戻り、子犬を降ろしてみた。 


チョコチョコと歩きまわっている子犬を見ながら、うっとりしていた。


「亜美・・・」


後ろの方から拓人の声が聞こえてきた。


“あっ、忘れてた。 拓人もいたんだった・・・”


と思い、慌てて・・・


「おかえりー拓人!」


と言った。


「亜美・・・オレのこと忘れてなかった?」


と言いながら笑っていた。


「忘れるわけないじゃん、パパ!」


「パパとか言うなって・・・」


恥ずかしそうに、拓人が言った。


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