実録 出会い系サイト!!『実話』
アタシとユウジは、そんなリナの姿をボーッと眺めていた。


アタシは慣れてるけど、ユウジには申し訳ないなーと思った。


そんなアタシ達のコトなんてお構い無しのリナ。


「拓人さんは、大人の男性って感じですね。すごく落ち着いてる…。亜美は幸せ者だね~。」


また、何かを企んでいるようなリナの笑顔。


拓人も、リナに少しだけ疲れているみたいだった。

だって、お店に入って一時間、ほとんどリナが一人で喋っていたから…。


少し沈黙になったので、アタシは、


「リナとユウジ君、これからデートでしょ!?」


そう言って、リナの目をキッと睨んだ。


リナは我に返ったようで、

「う、うん。そうだよー。ユウジ、どこに行く??」


ちょっと気まずそうにユウジと話始めた。



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