SKY~伸ばしたその手の先~
男子校へ参る
「香澄?時間じゃないの」
「うわ、ほんとだ」
母親の言葉に腕時計を見ると
七時半になっていた。
鏡の前で時間をとられすぎてしまった。
慌てて私は鞄を手に取り玄関へ駆け出す。
今日が初出勤なのだ。
遅刻するわけにはいかない。
え、仕事の内容?
教師なのだ、これが。
友人に話したらみんな驚いてくれた。
私だって驚いている。
本当になれるなんて。
何せ私の外見ときたら
今でも高校生と勘違いされるような童顔。
身長は153cmしかない。
せめてもと眼鏡をかけ、
髪をひっつめてみたが
今度はおばさんくさくなる始末。
二十三歳という年齢相応にはどうやっても見えてくれないこの外見がうらめしい。
それでも文句言っても仕方がない。
新卒らしく紺のスーツで武装して
いざ、初出勤。
勢い勇んで出勤してきたのはいいものの、
私は校門の前で足を止めてしまった。
「うわ、ほんとだ」
母親の言葉に腕時計を見ると
七時半になっていた。
鏡の前で時間をとられすぎてしまった。
慌てて私は鞄を手に取り玄関へ駆け出す。
今日が初出勤なのだ。
遅刻するわけにはいかない。
え、仕事の内容?
教師なのだ、これが。
友人に話したらみんな驚いてくれた。
私だって驚いている。
本当になれるなんて。
何せ私の外見ときたら
今でも高校生と勘違いされるような童顔。
身長は153cmしかない。
せめてもと眼鏡をかけ、
髪をひっつめてみたが
今度はおばさんくさくなる始末。
二十三歳という年齢相応にはどうやっても見えてくれないこの外見がうらめしい。
それでも文句言っても仕方がない。
新卒らしく紺のスーツで武装して
いざ、初出勤。
勢い勇んで出勤してきたのはいいものの、
私は校門の前で足を止めてしまった。