残されたラブレター
大好きな・・・
「キーンコーンカーンコーン・・・」
チャイムが鳴る。
「ヤベッッ!
 もう本レイなったぁぁ!」
階段を下りているのが、
佐々木 空
14歳の中②
バレーボール部のキャプテン。
今は大好きな人がいます。


「すいません!
 遅れました・・・」
急いで、静かに席に座る。
長い長い授業が終わり、
「そ~ら~!」
後から抱きついてくる、新友。
新友の名前は、
神垣 雪。
同じバレーボール部で、一番の親友だ。
「今日部活休む!
 ごめんなぁ・・・
 明日は行くから!」
と言い残し、終礼が終わると、
教室を飛び出していった。
そして、1組の教室を出て
2組の教室に向かう。
「りーんー」
バレーボール部の部活仲間で新友の、
小川 鈴。
「そーらー
 委員会あるから、さきいって!
 ごっめーん」
「わかった・・・」
と言い、部活場所に向かう。
「そら先輩!
 今日外練ですよね!?」
部活の可愛い後輩の
河合 由梨チャン。
「うん!
 そうだよぉ」
と言うと、彼女は嬉しそうに
「やった!」
本当に可愛い子なのです。
そんな由梨も好きな人がいるらしく、
あたしも誰か知らないけど、先輩らしい。

< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop