アタシのナイト
川口翔太の声が耳に響いていたい。

でもお構いなしで奴は続けてくる。


「なんで俺がお前を?!ありえねぇっ!」


―そこまで嫌がんなくてもいいじゃん。

あたしはあんただって分かってちょっと安心したんだよ?

"コイツなら安心だ"って・・・。

でも、とりあえず説明してあげなくちゃ。


「入試の時男子って試合みたいな試験もあったんでしょ?」


『あ、あぁ。』


「で。あんたは?」


『‥‥優勝した。』


「うん。それに優勝した人はナイトになる義務があるの。それであたしは一番金持ちらしくて・・・クイーンで・・・・」


―だんだん話を続けるのが嫌になってきた。

だってコイツ、ずっと嫌そうな顔してる。

そんなにあたしのこと、きらい・・・なの?
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