恋に恋する五秒前



「もしもし。橘ハナです。」



「もしもし!!ハナ?」賑やかそうな声が聞こえた。



「えっ?!ユウユウ?」確かにそんな気がしたのだった。
でもユウユウは非通知なんかで電話掛かってこないし、少し疑問に思った。



「そうだよ!!ユウナだよ。~ハナ!元気?~」賑やかそうな声の中、元気?という声が聞こえた。




「元気だよ!!」私は久々のみんなの声が聞こえて嬉しくて仕方がなかった。



「頑張ってね!!応援電話してみたんだ!」ユウユウがユウユウらしい言葉を言った。


「ありがとう!!私、頑張るね?!」




「うん!!みんな応援してるよ!!それじゃバイバイ」

[ブチッ!]電話が切れた。


クラスのみんなが集まって電話してきてくれたみたいだ。



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