恋に恋する五秒前
ヒロヤス
食事中、女子の方から賑やかな声が聞こえた。
どうやら、岩河とハナが盛り上がってたみたいだ。
そしたら、ハナがマヨとか呼ばれているマサヨシに話し掛けに言っていた。
俺には見せた事のない表示で、楽しそうに話してる。
クソッ!ハナの奴…
マサヨシって奴さえいなければ…
俺の怒りはMAXを越えていた。
どうせマサヨシなんか、一回戦負けやろ?
でも俺はまだ勝ち進んでるんやで?
全然位が違うやんか!!
比べものにならへん。
でも、ハナにムカついてハナを呼び出した。
どんどんハナの言う言葉がムカついてきて、気付いたらあいつを叩いてた。
昔おかん、いや母親に
「女の子の顔に傷付けたらあかんで?」ってよう言われて来た。
ハナの顔は赤く腫れ上がっていて、俺が掴んだ手首も痛々しくなっていた。
明日、ダブルス大丈夫やろうか?
と不安になった。
でも、ハナは可愛くって素直に俺の事許してくれた。
もう全然に叩かないって決めた。
俺があいつも守らなくてどうする?