ぼくがママ
がっこうがおわると
ぼくは ともだちとこうえんに出かけた
ともだちのともだちがそこにはいて
ぼくにはたくさんのともだちができた
ぼくはいつもひとりだった
ともだちは
チップだけだった
だから
あたらしくできたともだちとあそぶことがたのしくて
しかたがなかった
『おそくなるときは ちゃんと言いなさい』
かえると
ママがおこっていた
『たのしいからわすれてしまったんだ』
ママは
かなしいようなうれしいような
ふしぎなかおをしていた