恋愛クリニック部【修正中】
「はいはい。先輩は言い出したら長いから、もうその辺にしてください」
女の子がインテリを押し退け、こちらに1歩近付く。
そして、さっきのように女の子がメンバー紹介を続けた。
よかった。あのままだと私、多分泣いてた。
泣くのが女の武器なんて思ってない。
だけど、わかってることを、改めて責められるように諭されると……涙腺が緩んでしまうから。
だから、きっと泣いてた。
それに気付いて話を戻してくれたのか、それともただ単に紹介を続けたかったのか。
私にはわからないけど、でも、感謝したのは事実だった。
女の子の紹介はサラサラ髪の女の子のような顔をした男の子へとうつる。
サラサラ髪の少年は2年生で、機械いじりが得意なんだとか…
「中井武(ナカイ タケシ)です。よろしくね♪」
中井先輩を見ていて、何か引っかかると思えば、ズボンだ。
中井先輩はズボンが似合う顔じゃない。
だから違和感を感じたんだ。
私より、少しだけ背の高い中井先輩はクラスにいる男子よりも若く見える。
栗色のサラサラ髪が爽やかで可愛らしい。
なんていうか、弟にしたいタイプだと思った。