子猫のような君を見て


みんなの視線がいっきに集まる。

…。恥ずかしいよ


もう怒鳴られること覚悟で

キュッと身を引き締め目をきつく瞑る。

「はははははッ」


…?
何?何が起こったのか分からず私の頭は大パニック。


「な…に?」


「神崎は慌てんぼうだなぁーくくッ」




私の頭の中にはクエスチョンマークで埋め尽くされていた。


「柚ーまだ遅刻の時間じゃないよ~」

「へっ…?」


親友の飛鳥の一言に耳を疑う。

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