僕とこいつは生徒会長
僕が顔を伏せていると優弥がポンポンって頭を撫でてくれる。


「ごめん。言い過ぎたな。マキちゃんが覚えてくれてないのが悔しくてさ。
それにこれがきっかけでマキちゃんが好きになったから。その思い出がないようにされるのが嫌だったんだ」



それじゃあ優弥は随分前から僕のことを好きだった…ってこと?
やべっ! なんか目頭が暑い。


気づいたら僕の目から涙が流れていた。


僕の様子に驚いたのか優弥が急に慌てだす。


「ごめん。ホントにごめん!
マキちゃんを泣かせたくて言ったんじゃないから
あ〜。もうどうしよう」



優弥の様子がおかしくてクスッて笑い優弥の顔を見る。


「ツッ! その顔反則だから」



そう言って僕を抱きしめた。




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