桃川中学校吹奏楽部
みんなが帰っていた
放課後。
倉本君と野球部の人たちが
校門の前でたまっていた。
誰をまっているんだろう・・?
「ほらっ、乃亜、がんばれー!!」
乃亜・・
F組の藤崎乃亜(ふじさきのあ)
学年でいちばんかわいくて
足も速くて
とにかくモテる子。
乃亜ちゃんとはピアノが一緒だって
小学校は違ったけど
そこそこ仲よかった。
なんだか嫌な予感がした。
倉本君が
友達を待ってますように
待っている人が
友達でありますように。
彼女じゃ・・ありませんように。
心の中で一生懸命願った。
倉本君から野球部の人たちが離れていく。
「がんばれっ!乃亜!」
私は自転車のスタンドを蹴った。
乃亜ちゃんは
ゆっくりと門へ向かっていく。
自転車を押しながら
・・倉本君のほうへ。
放課後。
倉本君と野球部の人たちが
校門の前でたまっていた。
誰をまっているんだろう・・?
「ほらっ、乃亜、がんばれー!!」
乃亜・・
F組の藤崎乃亜(ふじさきのあ)
学年でいちばんかわいくて
足も速くて
とにかくモテる子。
乃亜ちゃんとはピアノが一緒だって
小学校は違ったけど
そこそこ仲よかった。
なんだか嫌な予感がした。
倉本君が
友達を待ってますように
待っている人が
友達でありますように。
彼女じゃ・・ありませんように。
心の中で一生懸命願った。
倉本君から野球部の人たちが離れていく。
「がんばれっ!乃亜!」
私は自転車のスタンドを蹴った。
乃亜ちゃんは
ゆっくりと門へ向かっていく。
自転車を押しながら
・・倉本君のほうへ。