★秘密のイケメン執事さま。★
「仕方ありませんねえ」

タロちゃんは、いつもの完璧スマイルで手を差し伸べている。



「え?なに?」





「私が片時も離れず、ミツキ様をエスコートいたしますから安心なさってください」


海でエスコートって一体どんな・・・。



私は胡散臭げにタロちゃんを見上げ、

ため息をついて立ち上がった。



まぁせっかく海に来たんだから、ちょっとは泳がないと意味ない・・よね。やっぱり。


エ、エスコートも気になるし!


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