爆走ハラスメント 〜俺様!?生徒会長と美人先生の恋
クラスメイトがダラダラするような授業されたら、クラス委員の俺がフォローしなきゃいけなくなる。


それはそれで、俺様の腕の見せ所だから、良いっちゃ良いんだけど。出来たらスムーズに授業は受けたい。


なーんて感じで、最初は雅香センセに何も感じてなかったんだよな。


品行方正な俺は、先生達の手伝いを自主的によくしていた。


クラス委員だし、頼まれる事も多かった。


「雅香センセ。重そうな楽器ですね。俺が運びますよ。」


そう言うと俺は、雅香先生が持っていた楽器を、そっと持ち上げた。思った程重くない。


「そう?悪いわね。じゃあ、音楽室まで運んでくれる?」


「喜んで。こんな重いの、センセみたいな か弱い女性が持っちゃダメっすよ。これからは俺に声かけて下さいね。」


俺は、他の先生にも言うような事を、雅香センセにも言った。だって俺って、皆のお手本だから。


「ふふ。浜松君って、面白い。」


面白い?確かに俺は、面白い奴だとよく言われる。でも今、何か面白い事なんてやったっけ?
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